きのう何食べた?『公式ガイド&レシピ』は「少々」の記述が多々あり

書評

どうも、妻です。

深夜ドラマ「きのう何食べた?」、とうとう8話まで終わってしまいましたね!
早く続きが見たいのと、見ると最終回が近づいてしまうさみしさで日々葛藤しています。

ドラマ24時は、過去10回~12回で終わっていることが多いらしいので、そろそろ終盤ですね。さみしい…。

ただ、原作が好きすぎて、脚本に!ちょっと不満が!!
話が深刻すぎる!!

いや、基本原作にすごく忠実なんですよ。原作も深刻じゃないわけじゃないんです。
実家との関係、親の老後、子供がなかなかできなかった話、その逆。
シロさん&ケンジカップルだけじゃなく、周りの人々にも、いろいろなことがある(あった)んです。

でもそれに対する姿勢が、もう少し淡々と表現されています。

如実に感じたのは、第8話の自宅食事会でのシーン。
原作では、テツさんは状況説明の後、ほほえみながら「親には一銭も渡したくないんです」っていうだけです。
ドラマでは話し方をだいぶ溜めてるし、感極まって手を握り合ったりしていましたよね。

もちろん役者さんをどうこういうわけではありません。そういう演出なんだと思います。
言いたいことは同じなんだろうけど、私は原作の表現のほうが好きです。そっちのほうが、かえって「いろいろあったんだろうな」って感じられるんですよね。

シロさんとケンジの関係性もちょっとそういう「盛り上げ」雰囲気がある気がします。
もう少しライトなんだよなー。
あ、ケンジは原作でも、よくべそかいたりうっとりしたり、感情豊かですが(笑)

あとは、小日向さんあんな変な人じゃないわー、とか、シロさんの家インテリアおしゃれすぎなんだよなー、とか、こまかいところに不満はありますが、おおむね満足です。

そして何より!!内野さんが!!すごく素敵~!!!
はじまるまでは、ちょっとえー、と思ってたんですよ。内野さんってがっしりした男っぽいイメージだったので。
ケンジは細身でお腹だけちょっと出ててなよっとしてるイメージ(笑)だったので、ぜんぜんちがうじゃないかと。

でもはじまってみたらぴったり!
「ちょっとだけオネエはいってる」って演じるの難しいと思うんですが、まさに!なしぐさ。
ハンカチ噛んでキー!とか、作り方を全部しゃべりながら料理、とか、普通はやらんだろーってシーンも自然でびっくりです。

あと佳代子さん役の田中美佐子さんも、違うだろーと思ってたらものすごくよかった。
あらためて、役者さんってすごいんですねー。

さて、文句言ってますがドはまりしてるので、「公式ガイド&レシピブック」を買いました♪
ので、かるくレビュー。

帯には「アマゾン売れ筋ランキング 本 総合 第1位(2019/4/16)調べ」とあり、
実際書店で1度売り切れですと言われて、2度目の挑戦でゲットしました。

前半は人物紹介、西島さんと内野さんの対談、原作者よしながふみさんへのインタビューなどが収録されています。
全95ページ中、レシピ部分は55ページくらい。39レシピのってます。

とにかく写真たっぷり。「じゃがいもの味噌汁」とかもレシピに入っているので、料理本としてのボリュームはそんなに多くないと思います。
あと、調味料の部分が結構適当で、後半になるにしたがって「少々」とか「適量」表記が増えてきます。
「ナスとパプリカの炒め煮」とか、調味料は全部「少々」だし(笑)

個人的には「たけのことザーサイの炒め物」レシピ分かってよかったし、よしながさんのインタビューが面白かったので満足ですが、料理本としてみると物足りない人がいるかも。
番組ビジュアルブックとして考えると楽しめると思われます。

 

そして原作もぜひ!ドラマがあんまりはまらなかった人も、ぜひ一度試していただきたいです。
ケンジの美容室とシロさんの弁護士事務所に来るお客さんも個性豊かで、さらっと読めるのに感慨深くて料理レシピも増えるというお得なまんがです。

 

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